『ミュータントタートルズ』が微妙だった3つの理由 感想 ネタバレあり
日本でも有名なあの亀たちを実写化してどうなったのか?
原題/Teenage Mutant Ninja Turtles
制作/マイケル・ベイ
監督/ジョナサン・リーベスマン
上映時間/101分
あらすじ
悪の組織フット軍団による犯罪と暴力が日増しに激しくなるニューヨーク。フット軍団を追いかけていたテレビリポーターのエイプリルは、ある夜、闇夜に紛れてフット軍団を倒す謎のヒーローを目撃する。その姿を映像に収めることができず、誰にも信じてもらえなかったエイプリルだが、今度は地下鉄の駅でフット軍団が人々を襲撃。そこで再び謎のヒーローを目撃したエイプリルは、後を追いかけ、カメの姿をした4人組の忍者タートルズと出会う。
(映画.comより)
- 日本人にも多少は馴染みある亀たち
- 理由その1 スプリンター先生が師匠になった理由が弱い…
- 理由その2 人間たちのパートが退屈…
- 理由その3 タートルズの掛け合いが少ない…
- これらの欠点は次回作で改善されているのか?
日本人にも多少は馴染みある亀たち
子供時代に、
「ミュータント・タートルズ」のTVアニメを観ていた
私としては、1番懐かしさを感じるアメコミ。
そういう人が結構いるのでは?
たとえあの愛すべき亀たちが、
実写化するとムキムキの文字通り
「ミュータント」に変わってしまっても、
子供時代の思い出は変わりませんからね…
ですが、
今回の実写化は微妙でした…
その理由を3つ挙げてみます。
理由その1 スプリンター先生が師匠になった理由が弱い…
映画でも、
アニメと同様タートルズたちの師匠となる
スプリンター先生。
アニメでは、
日本人のハマト・ヨシがミュータジェンを浴びて、
巨大ネズミに変異した設定でした。
だが、映画では、
タートルズたちと同じ実験動物で、
何故かスプリンターだけ変異スピードが早かったため、
タートルズの保護者、兼師匠となった設定…
まだその設定に目をつぶるとしても、
下水道に落ちていたコミックから、
忍術を学ぶなんて…
まるで
通信講座で空手を学びました!!
ってくらい馬鹿馬鹿しいよ…
ついでに、
カンニング竹山の吹き替えが最悪でした…
理由その2 人間たちのパートが退屈…
TV局員のエイプリルが、
タートルズを追いかけるパートがとにかく退屈…
右端に見切れているオッサンと、
エイプリルのコミカルなやり取りも
そこまで面白くなく…
早くタートルズを出せよ!!
ってフラストレーションが溜まります…
ニューヨークの支配を目論むこのオッサンも、
いまいち印象に残らず、
悪い意味で馬鹿馬鹿しい…
タートルズと敵対するフット軍団のボス、
シュレッダー。
シュレッダーの鎧と
武器が飛び出すギミックは良かったですが、
キャラクターとしての印象は、
ほとんど残ってないんですよね…
理由その3 タートルズの掛け合いが少ない…
「ミュータントタートルズ」の1番の魅力といえば、
タートルズのコミカルな掛け合い!!
短気なラファエロを、
リーダーの真面目なレオナルドがたしなめ、
知的なメカニックのドナテロが冷静に分析して、
お調子者のミケランジェロがチームを引っ掻きまわす。
そんな彼らのコミカルな掛け合いが少なすぎる!
人間たちの無駄なやり取りが多すぎるんだよ!!
もっと、タートルズを出せよ!!!
アクションは悪くなかったけど…
あっ、良いとは言ってないよ。
これらの欠点は次回作で改善されているのか?
公開当時もあまり期待しておらず、
今さら『ミュータントタートルズ』を観ましたが、
微妙な点ばかりに目がいきましたね…
果たして次回作では改善されているのか…
期待してますよ…
あと、
エレベーターのシーンが地味に好きです。