『アントマン&ワスプ』 「LOST」のエヴァンジェリン・リリー演じるワスプが大活躍!! 感想 ネタバレあり
コミカルヒーローと新たなヒロインの大活躍!!
『アントマン&ワスプ』
監督/ペイトン・リード
出演/ポール・ラッド
上映時間/118分
あらすじ
元泥棒でバツイチのヒーロー、アントマンことスコット・ラングは、2年前にアベンジャーズの戦いに参加したことがきっかけで、いまはFBIの監視下に置かれ、自宅軟禁の日々を送っていた。あと3日でFBIの監視から解放されるという日、スコットの前に、アントマンのスーツの開発者であるハンク・ピム博士と、博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが現れ、2人が極秘に進めていたある計画に協力するよう要請される。そして、そんな彼らの前に、ピム博士の研究技術を狙った、壁をすり抜けるの謎の敵ゴーストが現れ……。
(映画.comより)
- いつが舞台なの?
- MCUで最も普通な男スコットことアントマン
- 新ヒロイン「ワスプ」誕生!!
- 悪役たちがちょっと物足りない?
- 他のMCUとの繋がりは?
- 衝撃のポストクレジットシーン!! アントマンはどうなるのか?
- 余談、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の行方はどうなるの?
いつが舞台なの?
舞台は、
キャプテンとスタークの激しく迷惑なケンカ、
「キャプテンアメリカ/シビル・ウォー」から
2年後。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の、
衝撃のエンディングの少し前ですね。
MCUの世界は、
公開時期と関係なく時代が前後するから、
混乱しちゃいますよね…
本作は「シビル・ウォー」にて、
憧れのキャプテンに会ってくるわ!!と
勝手にスーツを持ち出したスコットに、
ピム博士とホープもマジ無いわーと呆れて、
音信不通になっている状態…
せっかく前作で、
ただのダメ親父じゃないって認めてもらったのに!
選択の余地がなかったのに、
哀れなスコットです…
余談ですが今さら、
「インフィニティ・ウォー」では、
「シビル・ウォー」から2年も経ってたのかと
気づきました。
そりゃキャプテンもあのヒゲ面になるはずだ。
MCUで最も普通な男スコットことアントマン
アントマンの1番の魅力は、
ヒーローなのに普通なことなんですよね!!
もともと特別な生い立ちや能力があるわけではない、
彼が仕事や家族といったリアルな問題に悪戦苦闘しながらも、
ヒーローとして活躍する!!
その姿に哀愁を感じながらも応援したくなるんですよね!!
本作では、
「シビル・ウォー」でソコヴィア協定を破ったスコットが、
政府と司法取引を交わし、
2年間の自宅謹慎を命じられています。
自宅で娘のキャシーと遊んでいるときに、
うっかり片足が柵からか飛び出しただけで、
即座にFBIが駆けつけるくらい厳重に管理されるスコット。
そんな彼がピム博士とホープに頼まれ、
量子世界に閉じ込められた
ピム博士の妻ジャネット救出を手伝うため
家から抜け出すことに…
ヒーロー活動と家族との生活に板挟みになりながらも、
どちらも守ろうと必死に足掻くスコット。
そのどこまでも普通な姿に、
他の特別なヒーローたちよりも
共感できるのもアントマンの魅力の1つですね!!
新ヒロイン「ワスプ」誕生!!
前作の「アントマン」での、
ホープを観た最初の感想は、
ショートボブ似合わなねーな!
でしたね…
ピム・テックに勤めるキャリアウーマン、
ブルゾンちえみ感をかもし出していますね…
「LOST」をファーストシーズンから、
追いかけていた自分としては、
エヴァンジェリン・リリーは、ロングヘアーの印象しかなかったんですね…
これですよ、これ!!
解き放たれた髪型、
エヴァンジェリン・リリーはロングヘアーが似合う!!
無人島で鍛えたタフガイ
タフガールぶりを発揮します!
飛行能力とブラスターを兼ね備えた、
アントマンの上位互換的な能力!!
スコットに格闘技術を仕込んだのは、
彼女なので近接戦闘もお手のもの。
前作は、
ピム博士との親子の絆のみが目立っていましたが、
今回はアントマンの相棒として、
彼を凌ぐほどの活躍を見せますね!
あと、
エヴァンジェリン・リリーのこと、
みんな何て読んでいます?
リリー?
どっちもしっくり来ないんだよなー。
悪役たちがちょっと物足りない?
今作のヴィランのゴーストは、
量子フェージングという
物質をすり抜ける能力を所有していますが、
ちょっと地味…
彼女の量子フェージングは、
過去の事故が原因で宿ったものであり、
特異な能力と同時に、
彼女に苦痛をもたらしています。
その苦痛を緩和するために、
量子世界のエネルギーが必要になり、
量子世界に閉じ込められたピム博士の妻ジャネットから、
エネルギーを抽出しようと目論むわけです。
これでピム博士のラボを狙う理由も納得は出来ますが、
もっと良い解決手段があるはずですよね。
なまじ完全な悪役でないだけに、
「私には時間が無いの‼」
と1人焦っている姿にイライラしました。
前作の敵イエロージャケットは、
背中の武器から光線を放つなど攻撃が派手だっただけでなく、
ピム博士の非情な科学者としての後継者のイエロージャケットと、
良心を引き継いだアントマンの対比が分かりやすかったんですよね。
ゴーストのすり抜け能力を活かした
ピム博士の首の動脈をにぎっての脅しは、
良かったけどね!!
全然関係ありませんでしたが、
この技を観て、すり抜け能力といえば、
「D.Gray-man」のティキ・ミックを思い出しました。
もう1人の悪役 闇商人ソニー・バーチも、
ただアントマンたちのアクションの引き立て役にしか思えず、
ほとんど印象に残りませんでした。
「ブラックパンサー」に登場した
同じく武器商人のユリシーズ・クロウは、
物語中盤で死んでしまったのに強烈な印象を残していたのに…
他のMCUとの繋がりは?
前作では、
トニー・スタークの父ハワード・スタークが登場したり、
アントマンVSファルコンの名シーンがありましたね。
本作では、
残念ながら他のシリーズのヒーローたちは、
登場しませんでした。
ソコヴィア協定や政府組織S.H.I.E.L.Dの名前が、
セリフ内で登場しただけ…
ピム博士が、
アベンジャーズを毛嫌いしているので、
登場させるのが難しかったかも知れませんね。
「インフィニティ・ウォー」に登場しなかった
ホークアイは登場するかと期待したんですが…
本作で、
傲慢さが抜けないピム博士の心情が変化する出来事があったので、
「アントマン3」があれば、
他のMCUのヒーローとのクロスオーバーに期待できるかも知れませんね!!
衝撃のポストクレジットシーン!! アントマンはどうなるのか?
ピム博士の妻ジャネット救出任務も成功に終わり、
ゴーストことエイヴァのために
量子エネルギーを集めに
小型化した量子トンネルから量子世界に飛び込むアントマン。
量子エネルギーを抽出し、
現実世界のピム博士、ホープ、ジャネットに
連絡をとるアントマンだが、
返信が帰って来ない…
その頃、
世界では全宇宙の生命の半数が消え去る
あの出来事が起きていたのだった…
終始コミカルに進んできた
『アントマン&ワスプ』でしたが、
全てが終わったあとに衝撃の結末が待っていましたね!
このタイミングで、
「インフィニティ・ウォー」のサノスによる
全宇宙の生命の半数の消滅が行われるとは…
量子世界に取り残されたアントマンは、
どうやって帰ってくるのか?
相変わらず続きが気になる終わりかたしますね!!
これで来年の「キャプテン・マーベル」まで
MCU作品は上映予定は無いので、
首を長くして待つしかないですね…
余談、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の行方はどうなるの?
僕がMCUで1番好きなシリーズ、
監督のジェームズ・ガンによる、
過去のツイートが発掘され、
3作目の監督降板となった問題。
おかげで、スタート間近だった撮影も延期だとか…
監督の続投が難しいなら、
あのデコボコチームのコミカルな掛け合いを
きちんと描ける監督にはやく決まって欲しいですね。
『犬ヶ島』Blu-ray購入しました!!
ウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』、
Blu-rayを購入しました!!
日本へのリスペクトと、
日本の作品のオマージュが詰め込まれた作品です!
未視聴のかたは、
吹き替えからみるのがオススメ!!
英語版は吹き替えキャストが豪華なんですが、
さらに日本が舞台なので、
日本語の視覚情報が多くて、
字幕と一緒につい追いかけてしまうので、
初見だと疲れてしまいますよ。
初回生産版には、
封入特典としてキャラクターポストカードが入っています。
アタリと犬たちのハートフルなカードに混じって、
市長の不気味さが際立ちますね…
『夢印』おフランスに行きたくなるざんす!! 感想 若干ネタバレあり
おフランスと風変わりな男の物語
『夢印』
作/浦沢直樹
協力/フジオプロ
あらすじ
事業の失敗により多額の借金を負う
鴨田と娘のかすみ。
駅のホームで出会った
カラスが運んできた謎の印に導かれて、
「仏研」(フランス研究所)にたどり着く。
そこで出会った「フランス研究所 所長」と名乗る謎の男から、
フランス、パリ、ルーブルの素晴らしさを説かれるが、
話は思わぬ方向へ進んでいく…
1巻完結の浦沢直樹 最新作!
浦沢直樹の作品といえば、
まとめて読むとスゴイ面白いがコミックで追いかけると、
記憶がついていけないことがあるので、
1巻完結はとても読みやすくて良いですね。
そういえば、
『BILLY BAT』も途中までしか読んでないなー。
だいぶ前に完結したから、
読みたいとは思っていますが…
ルーブルの絵画をめぐり、謎の男が導くサスペンス!
フジオプロ協力により、
おそ松くんに登場したイヤミです。
残念ながら、
僕は赤塚不二夫先生の漫画をほとんど読んだことないし、
あれだけ流行った「おそ松さん」も観てないんですね…
だから、
イヤミが登場しても特に何の感慨もわかず、
赤塚ファンからしたら嬉しいんでしょうが…
そんなイヤミの発言は、奇妙奇天烈!!
ルーブル美術館にあるガラス製ピラミッドの建設を
フランス大統領に依頼したのは自分だと言い張り、
フランスの名歌手から電話がかかってきたとシ自慢したりと、
風変わりなキャラクターぶりを発揮して、
フランスに無知な2人を惑わせます。
そして、
イヤミが持ちかける驚愕の計画とは?
一巻でも、
浦沢直樹らしいサスペンスがしっかりと堪能できますよ!!
余談 慢勉の新作はまだですか?
NHKにて放送された、
漫画家の作画風景とこだわりを、
漫画家本人と浦沢直樹が解説する
『浦沢直樹の慢勉』
僕の大好きな漫画家に密着してくれたときは、
嬉しかった!!
チョイスが渋くて良いね!!
…誉めてますよ。
そろそろ、
『浦沢直樹の慢勉』の新作が観たいんですが、
NHKさん、どうなっていますかね?
『銀魂2 掟は破るためにこそある』相変わらずパロディ満載!! 感想 若干ネタバレあり
前作のヒットを越えれるか?
監督/福田雄一
出演/小栗旬
橋本環奈
上映時間/134分
あらすじ
金欠で家賃も払えない万事屋の3人は、ついにアルバイトをすることを決意。しかし、バイトに行く先々で天下の将軍様と遭遇する羽目に。同じ頃、内紛に揺れる「真選組」はかつてない危機に見舞われていた。それはやがて将軍をも巻き込む陰謀へとつながり、江戸中で大騒動が勃発。万事屋と銀時も最大の危機に立ち向かうことになる。
(映画.comより)
- 真選組の戦いを中心に展開するエピソード!!
- 意外に頑張ったアクションシーン!! でもちょっとクドイところも…
- 第四の壁を壊す発言やギリギリアウトだろと感じるパロディの数々!!
- 福田組の演技がちょっと浮いている?
- 不満点はあるけど銀魂らしさはしっかり残した続編
真選組の戦いを中心に展開するエピソード!!
原作漫画の「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」を、
組み合わせたストーリー。
普段はおふざけ警察の真選組ですが、
絶体絶命の危機に真選組の結束が試される。
コミカルからシリアスまで、
真選組の魅力満載の内容でした!!
特に今回の裏主役ともいえる柳楽優弥は、
鬼の副長 土方十四郎と、
ヘタレ人格 トッシーのギャップを上手く演じていて笑えました!!
前作では、
ほとんど無かった中村官九郎が演じる近藤勲の、
シリアスなシーンも良かったです。
前作で、
実際に全裸で素振りをしてた人とは思えないよ!
銀時以外のよろず屋のメンバーは、
前半のコミカルパートを過ぎると、
後半の印象が薄かったかな…
真選組中心のエピソードだから、
しょうがないですが…
意外に頑張ったアクションシーン!! でもちょっとクドイところも…
新キャラクターの河上万斉。
彼のヒモを駆使したアクションは、
迫力があって良かった。
特に忍者軍団との1人対多数の対決は迫力満点!!
だが、
銀時とのスローモーションを多様したアクションは、
若干くどかったですね…
ザック・スナイダー映画のスローモーションを、
カルピスみたいに薄めたみたいだったよ…
第四の壁を壊す発言やギリギリアウトだろと感じるパロディの数々!!
映画が開始直後から、
橋本環奈には千年に一度のポーズを求めるなど、
第四の壁を壊す行動の数々!!
前作でも、
心配になるパロディを入れてきた実写銀魂。
その悪ふざけは今作でも健在!!
「となりのトトロ」や、
「エヴァンゲリオン」のパロディを繰り出します!!
このパロディを楽しめるかどうかも、
実写銀魂を楽しむための分かれ道ですね。
ぼくは楽しめましたよ!!
あと、
「エヴァンゲリオン」のパロディを入れてきただけに、
dTVのドラマには出演している
ゲンドウの声で本格パロディを観たかったよ…
福田組の演技がちょっと浮いている?
福田雄一監督作品の常連キャスト、
通称、福田組。
福田雄一監督作品の
「勇者ヨシヒコ」シリーズや、
実写映画「斉木楠雄のΨ難」にも出演している両名。
独特のグダグダ感をだしたシュールな演技を、
今作でも発揮します。
しかし、
そのシュールな感じが浮いてるんですよね。
2人のシーンだけ、
福田組タイムが発生するみたいな…
特に佐藤二朗は、
前作とは別のキャラクターを演じて、
原作でもほとんど出ないキャバクラの店長役なので、
無理矢理感が強いですね…
「勇者ヨシヒコ」は大好きなぼくですが、
銀魂の原作ファンが違和感を感じるのもわかりますね…
不満点はあるけど銀魂らしさはしっかり残した続編
銀魂らしいグダグダな笑いを残しつつ、
前作で確立したぎりぎりのパロディなど
実写化独自の魅力が光る作品でした。
ただ後半よろず屋の活躍が少なかったり、
漫画的表現をそのまま実写にすることの違和感など、
いくつか不満点は残る…
しかし、
不満点に目をつぶれば全体を通して、
楽しめる作品でした!!