『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』 感想 若干ネタバレあり
大事なのは、受け入れて前に進むこと
原題/Mein Blind Date mit dem Leben
監督/マルク・ローテムント
出演/コスティア・ウルマン
ヤコブ・マッツェンツ
上映時間/111分
視聴方法/DVD
あらすじ
先天性の病気により95%の視覚を失ってしまったサリー。5つ星ホテルで働くという夢を実現させたいサリーは、無謀にも目が見えないことを隠して一流ホテルで見習いをスタートすることに成功する。周囲からの助けも借りながら、持ち前の明るさと機転を利かせ、サリーは次々とホテルの研修課題をクリアしていった。しかし、完璧かに思えた偽装計画は、ある女性との出会いによって、徐々にほころびが出るようになってしまう。
(映画.comより)
見えない分は、努力でカバー!!
視力に障害がある分は、
他のホテル見習い以上の努力でカバーする
サリーを思わず応援したくなります!!
ホテルの間取りを歩幅で図って覚えたり、
何十もあるバーのお酒を、
ボトルやキャップのくぼみで覚えるたり、
とあの手この手で解決していきます。
その前向きさが微笑ましいです!!
視力が悪いのを誤魔化してきたので、時には失敗も…
料理長に指示され、
スライスマシンでソーセージをスライスしようとするサリー。
しかし、
スライスマシンに、
指先が巻き込まれて切れてしまう…
思わずウッてなりましたよ…
見えないんだから、出来るわけないでしょ!!
しかし、
キッチンの料理長がサリーの境遇を知り、
スライサーを分解して仕組みを覚えさせてくれる。
どんだけいい人が多いんだよ…
昔、僕がラーメン屋でバイトしたときに、
ネギのスライサーで指切るヤツがいたから、
気を付けろって脅されたことを思い出しましたよ…
視力の障害に気づいていないため、
他の見習い同様に接されるサリー。
そのため、
サリーが見落としたグラスのくもりを何度も指摘します…
グラスのくもり具合が分からず
何度もやり直しを食らったときは、
グラスを弾いて
その反響で知ろうとした技は、
さすがに無理があると思いましたが…
まわりがみんな良い人ばかり!!
サリーのまわりには、
キッチンの料理長や皿洗いの人など、
サリーの視力を知って協力してくれる
親切な人がたくさんいます。
特に面接で知り合った同志のマックスが、
親身に手伝う姿には、男同志の友情を感じました!!
サリーは両親の離婚で仕送りが必要になり、
パン屋のバイトを掛け持ちで働き、
ボロボロになって薬にまで手を出して、
ついにホテルで大失敗をして、クビになります。
そんなサリーを最後に支えたのも、
親友のマックス!!
女性のお客様を口説いたりと
普段はテキトーだけど、
友達思いなギャップがズルいよ!!
前向きになれる良作!!
試行錯誤して問題解決にあたる主人公を思わず応援してしまう!!
出会う人がみんな親切な良い人で
ご都合主義な気もしますが、
見終わった後、前向きになれる作品でした。