蛸八の備忘録 映画・漫画・ゲーム

映画、漫画、ゲームなどの感想を書いていきます。

『銀魂2 掟は破るためにこそある』相変わらずパロディ満載!! 感想 若干ネタバレあり

前作のヒットを越えれるか?
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銀魂2 掟は破るためにこそある

監督/福田雄一

出演/小栗旬

         菅田将暉

         橋本環奈

上映時間/134分

 

あらすじ

金欠で家賃も払えない万事屋の3人は、ついにアルバイトをすることを決意。しかし、バイトに行く先々で天下の将軍様と遭遇する羽目に。同じ頃、内紛に揺れる「真選組」はかつてない危機に見舞われていた。それはやがて将軍をも巻き込む陰謀へとつながり、江戸中で大騒動が勃発。万事屋と銀時も最大の危機に立ち向かうことになる。

(映画.comより)

 

 

 

 

真選組の戦いを中心に展開するエピソード!!f:id:tako3110:20180820121957j:image

原作漫画の「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」を、

組み合わせたストーリー。

 

普段はおふざけ警察の真選組ですが、

絶体絶命の危機に真選組の結束が試される。

コミカルからシリアスまで、

真選組の魅力満載の内容でした!!


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特に今回の裏主役ともいえる柳楽優弥は、

鬼の副長 土方十四郎と、

ヘタレ人格 トッシーのギャップを上手く演じていて笑えました!!


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前作では、

ほとんど無かった中村官九郎が演じる近藤勲の、

シリアスなシーンも良かったです。

 

前作で、

実際に全裸で素振りをしてた人とは思えないよ!


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銀時以外のよろず屋のメンバーは、

前半のコミカルパートを過ぎると、

後半の印象が薄かったかな…

 

真選組中心のエピソードだから、

しょうがないですが…

 

 

意外に頑張ったアクションシーン!! でもちょっとクドイところも…
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新キャラクターの河上万斉。

彼のヒモを駆使したアクションは、

迫力があって良かった。

特に忍者軍団との1人対多数の対決は迫力満点!!

 

だが、

銀時とのスローモーションを多様したアクションは、

若干くどかったですね…

 

ザック・スナイダー映画のスローモーションを、

カルピスみたいに薄めたみたいだったよ…

 

 

第四の壁を壊す発言やギリギリアウトだろと感じるパロディの数々!!f:id:tako3110:20180820115901j:image

映画が開始直後から、

小栗旬菅田将暉をいじる発言を繰り返し、

橋本環奈には千年に一度のポーズを求めるなど、

第四の壁を壊す行動の数々!!

 

前作でも、

ジブリガンダムの大丈夫か?と

心配になるパロディを入れてきた実写銀魂

 

その悪ふざけは今作でも健在!!

 

となりのトトロ」や、

エヴァンゲリオン」のパロディを繰り出します!!

 

このパロディを楽しめるかどうかも、

実写銀魂を楽しむための分かれ道ですね。

ぼくは楽しめましたよ!!

 

あと、

エヴァンゲリオン」のパロディを入れてきただけに、

dTVのドラマには出演している

マダオ役の立木文彦に出演して欲しかった!

 

ゲンドウの声で本格パロディを観たかったよ…

 


福田組の演技がちょっと浮いている?
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福田雄一監督作品の常連キャスト、

佐藤二朗ムロツヨシの、

通称、福田組

 

福田雄一監督作品の

「勇者ヨシヒコ」シリーズや、

実写映画「斉木楠雄のΨ難」にも出演している両名。

 

独特のグダグダ感をだしたシュールな演技を、

今作でも発揮します。

 

しかし、

そのシュールな感じが浮いてるんですよね。

 

2人のシーンだけ、

福田組タイムが発生するみたいな…

 

特に佐藤二朗は、

前作とは別のキャラクターを演じて、

原作でもほとんど出ないキャバクラの店長役なので、

無理矢理感が強いですね…

 

「勇者ヨシヒコ」は大好きなぼくですが、

銀魂の原作ファンが違和感を感じるのもわかりますね…

 

 

不満点はあるけど銀魂らしさはしっかり残した続編
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銀魂らしいグダグダな笑いを残しつつ、

前作で確立したぎりぎりのパロディなど

実写化独自の魅力が光る作品でした。

 

ただ後半よろず屋の活躍が少なかったり、

漫画的表現をそのまま実写にすることの違和感など、

いくつか不満点は残る…

 

しかし、

不満点に目をつぶれば全体を通して、

楽しめる作品でした!!