アベンジャーズ インフィニティ・ウォー 感想 ネタバレ有り
最強の敵、襲来
監督/アントニー・ルッソ
出演/ロバート・ダウニー・Jr
クリス・エバンス
あらすじ
アスガルドから脱出したソーを乗せた宇宙船は、突如巨大宇宙船に襲われる。
宇宙船には、パワーストーンを手に入れたサノスが乗り込んでいた。
その強大なパワーに圧倒されるソーとハルク。
最後の力を振り絞ったヘイムダルによって、ハルクは地球へと飛ばされる。
ロキの持つスペースストーンを奪ったサノスは、残されたインフィニティストーンを求めて宇宙に消えた。
地球に飛ばされたハルクことブルース・バナーはドクターストレンジに「サノスが来る」と警告する。
地球と全宇宙に未曾有の危機が迫っていた…
最大の敵、遂に登場
今まで、ポストクレジットシーンやわずかな出番しか無かったサノスが遂に登場。
宇宙の生命を存続させるため、
全生命の半分は抹殺しなければならないと、
極端な野望の為にインフィニティストーンを集めます。
ガントレットに頼らずともハルクと同等以上のパワーを持ち、卓越した戦闘技術でハルクを圧倒。
インフィニティストーンを集めることで更に強くなっていく様は、圧巻でした。
ただ強いだけのキャラクターではなく、
彼自身の哲学を持ち、信念を持って行動する魅力的なヴィランでした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のヴィランは、印象に残るキャラクターが少ないですが、散々焦らしただけあり圧倒的なインパクトがあります。
吹替え版の声優・銀河万丈さんは相変わらず迫力があり素晴らしいですね。
やはり吹替えは、芸能人でなく専門職の声優に任せて欲しいです…
頼れる社長トニー・スターク
今回は、いつでも敵に対応出来るよう胸にナノマシンスーツを着用するスタークさん。
恋人のペッパーに、「これは何なの?」と怒られます。
そりゃそうだよね…
毎回どんどんパワーアップするアイアンマンスーツ。
今回、戦闘時にはV2ガンダムみたいな形態になります、マジで。
でも、カッコいいよ!
アベンジャーズのコメディリリーフ、スパイダーマン
緊張感あるストーリーを和ませるコメディリリーフのスパイダーマン。
今回は、宇宙空気対応のアイアン・スパイダーマンに大変身です。
自分はいつものスーツの方が好きだけど、メタルなスパイディもカッコいいよ!!
ヒーローとしての師匠アイアンマンとの関係も必見です!
全ヒーローに見せ場が有る
成長し様々な魔術で戦うドクターストレンジ。
新たな盾で戦うスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)。
相変わらずノリがいいガーディアンズオブギャラクシーの4人。
もう書ききれないくらい全ヒーローに見せ場があります。
なのに、破綻せずテンポ良くストーリーが進みます。
また、ヒーロー同士のやり取りがたまりませんよ。
グルートが「俺はグルート」と言うと、
スティーブが真面目に「僕はスティーブ・ロジャース」と答えるとか。
今まで、丁寧にシリーズを積み重ねてきたMCUの強みが上手く活かされてます。
それが、DCエクステンデット・ユニバースとの違いなんですよね。
意外な役で登場ピーター・ディンクレイジ
「ゲーム・オブ・スローンズ」のティリオンで有名な彼が、巨大なドワーフの鍛冶屋として登場。
ムジョルニアを失ったソーに新たな武器を作ります。
「ゲーム・オブ・スローンズ」では、
「俺をドワーフと呼ぶな!」と怒っていたティリオンに、ドワーフを演じさせるのは皮肉ですね。
衝撃的なラスト
サノスに破れ去ったアベンジャーズ。
サノスが完成したインフィニティガントレットの力を行使したことにより、全宇宙の生命の半分が消え去ってします。
それは、アベンジャーズのヒーロー達も例外ではありません。
次々と消えてしまうヒーローと、
残されて途方にくれるヒーロー達。
もう今から次回作が待ちきれませんよ!
キャプテン・アメリカとアイアンマンは残されたので、次回作では和解してサノスに立ち向かうことを期待したいです。
次回への布石、ポストクレジットシーン
ニューヨークの事件以来スタークの行方を探す元アベンジャーズ長官ニック・フューリー。
だが、彼の目の前で人々が消える現象が発生。
何処かへ連絡を取ろうとするフューリーだが、彼自身も消え去ってしまう。
残された通信機には、キャプテンマーベルのエンブレムが表示されていた…
ニック・フューリーが「エイジ・オブ・ウルトロン」以来の登場。
「キャプテン・マーベル」では、過去の彼が登場する様です、楽しみですね。
個人的な満足度
9/10
全キャラクターに見せ場があり、圧倒的迫力のヴィランも登場。
あんな終わり方じゃ次回まで待ちきれませんよ。(良い意味で)